マット・ピラティス “見せたい”ボディをつくる! 下巻
●ピラティスの歴史
ピラティスのエクササイズは、ドイツ人の看護士、ジョゼフ・ピラティスが20世紀始めに【負傷兵のリハビリ・プログラム】として考案したものが始まりです。
その後、1926年にニューヨークに渡ったピラティスは、スタジオを設立し、ピラティス・メソッドを広めていきました。
身体の土台になるインナーマッスルを鍛えるというピラティス・メソッドは、ハードワークで身体を壊したダンサーや、体力の衰えが気になるスポーツ選手などに広く支持されて、さらに発展していきました。
そして、スポーツ選手やダンサーだけではなく、ボディラインと若々しさを維持する必要があるハリウッドの女優やモデルにもピラティスが広まり、その後、一般にも普及しています。
●ピラティスとは?
普通の筋力トレーニングでは、身体の表面にある大きな筋肉を鍛えることができますが、身体の奥の方にある筋肉を鍛えることはできません。
そのため、筋力トレーニングだけで身体を鍛えると、身体のバランスが崩れて、筋肉や関節を傷めやすくなります。
これに対してピラティスでは、身体の奥にあって、脊柱や骨盤を支えている「インナーマッスル(深層筋)」を鍛えることで、身体の土台を強化することができます。
また、インナーマッスルを鍛えることで身体の歪みが改善されるので、全身のバランスが良くなります。ピラティスを続けることで次のような効果が期待できます。
- 脂肪が燃焼しやすい身体になる。
- 身体の歪みを改善する。
- お腹が引き締まり、ヒップアップし、すらりとした手脚になる。
- キレイな姿勢が身に付く。
- 柔軟性がアップし、質の良い筋肉が付く。
- 体力や免疫力が向上する。
- 新陳代謝の促進。消化機能・性機能・精神機能が改善する。
- 血液やリンパの流れが良くなる。
- より効率的な、質の良い呼吸が身に付く。
- ストレスの低減 (リラクゼーション効果)。
- 若々しくなる。
- 腰痛・肩こり・ひざ痛・冷え性・便秘・不妊の解消。
- より透明な素肌に変わる。